2024.09.11
ピラティスの効果
ピラティスが気になるけど、どんな効果があるのかな?
ピラティスでどうな風に変われるの?
どれぐらいやったら効果が出るの?
こんなことを思ったことはありませんか?これから始めることならば、やったらどうなるのか?が分からないと始めにくいですよね。今回はピラティスで実感できる効果について、私の経験やお客様の変化から実感している効果について書いていきます。
私が実感しているピラティスの効果
私はピラティスを初めて10年以上になりますが、そこで実感している効果についてです。一般的に運動をしてられる効果というよりは、私自身が変化を実感していることを書いていきます。
1.姿勢が良くなる
ピラティスで姿勢が良くなる。というのは聞いたことがあるかもしれません。でも本当に姿勢が良くなるの?と思いますよね。私自身は、子供の頃から猫背で姿勢が悪く母にいつも「背中!」と注意されていました。小学校で側湾の検査で注意されたこともあります。自分で意識していても、すぐに忘れてしまうけど、姿勢を良くするには自分で意識をして気をつけるしかないと思っていました。大人になってもそれは変わらず、買い物をしていてふと鏡やガラス越しに映る自分の姿勢を見ては、嫌な気分になっていました。
ピラティスを始めてから、やはりインストラクターの方にも指摘され、「やっぱり私はそこが悪いんだよな、、」と思いましたが、ピラティスでは「猫背だから、それを治すように意識して」と漠然としたことは言われませんでした。なぜ猫背になってしまうのか、どこの動きが足りないのか、そして動きが足りない場所を動かせるようにしていく。漠然と背中を伸ばす!ではなく、日常生活でどこをどう気をつければいいのかが分かると姿勢も意識して治しやすくなりました。
私が習ったSTOTT PILATESでは、始めに立位の姿勢分析をします。養成コースではグループでお互いの姿勢を見て確認する授業があります。13年前ピラティスの養成コースに初めて通った時の姿勢分析の結果は、簡単に言うと猫背、巻き肩でした。そこから13年後、またピラティスマシンの養成コースに通った際の姿勢分析の時、グループの人にすごく姿勢がいいね、キレイ!と言われたんです。自分ではすごく驚きました。まだまだ改善したいところはあるのですが、それでも猫背が変わっていたのです。それに伴って他の部分の変化していました。もともと軽い側湾もあるのですが、表面から多少わかりにくいようになってきているようです。
2.運動が好きになる
私はもともと体力がなく、運動音痴です。部活も運動部に入ったことはありません。高校で自転車通学する時には通学路の坂が登れず一緒に通っていた友人に呆れられていました。体育祭や球技大会も嫌いでした。大人になってからも、“運動をする”と言う選択肢は私の中にはなく、どうせできないしと避けていました。
しかし、ピラティスは運動が苦手で嫌いな私でも続けられる内容でした。そこまでキツくはないし、パーソナルなら自分に合わせた内容にしてもらえるし、運動をしているという意識なく楽しく続けられます。
そして、ピラティスでは体幹のコアを鍛えるので身体が安定し、動きをコントロールしやすくなります。動くのが嫌いでしたが、身体が動かしやすくなり軽くなったので、何か他の運動もしてみたいな。という気持ちになりました。運動嫌いの私にしたら、運動をしてみたいと思うようになっただけでも大きな変化です。
3.前向きになれる
ピラティスは身体のための運動ですが、内面的な変化も得られます。運動が好きになるということにも共通しますが、何か新しいことを始めたくなります。ピラティスはレッスン中自分の動きに集中しマインドフルネスにもなります。他の余計なことを考えずに自分の体に集中する。ヨガにも瞑想がありますが、それに近いのかもしれません。
ピラティスをすることで気持ちがリフレッシュし、身体が変わってくると何か他のこともやってみようかなという気持ちになるのだと思います。周りのピラティスインストラクターの仲間を見ても皆キラキラとしていて、前向きで明るい人が多いです。
姿勢が悪い、運動が苦手と思っていた私が、自分にもできた、変われたと思えたことで前向きに何か始めようと思えるようになりました。
お客様が実感している効果
次に私が今までピラティスのレッスンをしてきてお客様が実感したと教えてくださったピラティスの効果です。
1.腰痛が改善した
以前勤務していた整形外科でスタッフにピラティスを指導していたのですが、その時ピラティスをしていた看護師さんは長年腰痛があったのが、ピラティスをし始めたらなくなったそうです。ピラティスをやらなくなったらまた腰痛が出てきてしまったけれど、ピラティスを続けている間は本当に楽だった。と教えてくれました。
2.頸部の痛み、腕の痺れが改善した
デスクワークをしているとどうしても首や肩が凝ると思います。それが慢性的になると首の痛みやそこから腕が痺れたりすることがあります。お客様には、ピラティスを始めるようになって最近腕の痺れが良くなったと言われる方がいます。
3.肌の艶が良くなった
肌に関して何かするわけではないのですが、ピラティスでは呼吸を意識します。そして、しっかりと呼吸ができるように肋骨を動かすことも意識していきます。沢山酸素が吸えるようになり、血流が良くなったのが理由かもしれません。また、運動をすることによって気持ちが明るくなり、表情も明るくなったことで肌艶が良くなったように見えるのかもしれません。綺麗だなと思うひとで暗い雰囲気の人はあまりいませんよね。
4.お尻がプリッとしてきた
ピラティスではボディビルのコンテストに出るような身体になることは難しいですが、下半身の筋肉もしっかり使っていきます。また、姿勢が改善することで、お尻が持ち上がったように見えるようになります。負荷が強くなくても、継続することで筋力も向上していきます。無理なく、続けられるのがいいのだと思います。
5.尿もれが治った
出産してから長年尿もれに悩んでいた方でしたが、それを言い出せず腰痛のためにとピラティスをしていました。しかし、ピラティスを始めて半年ほどした時に「最近尿もれが治ったんです。ピラティスのおかげかも。」と教えてくれました。ピラティスで骨盤底筋を使うようにしたことで、尿もれが改善したのではと思います。
ピラティスの効果を実感できるにはどれくらいかかる?
私自身は10年以上ピラティスを続けていますが、ほぼ毎日ピラティスをしていた時期もあれば、妊娠や子育てでピラティスができなかった時期もあります。その中でも姿勢には気をつけたり、コアの筋肉を意識することは続けていました。
ピラティスやってるのに効果が実感できない。思っていたほど変わらない。と感じる方はやり方が違っていたり、まだ効果を感じられるほどの回数に至らないのかもしれません。
ピラティス氏の有名な言葉で
10回で身体の変化を感じ、20回で変化が目で見えるようになり、30回で新しい身体になる
というものがあります。実際には10回よりも少ない回数で変化を感じるお客様が多いように感じていますが、確かにこれくらいの回数かなと実際にやっていて思います。私は30回以上ピラティスをしていますが、姿勢が変わり、運動が好きになり、新しい身体になったと言えるかもしれません。それでもまだまだ完璧とは言えません。生きている以上生活は変わりますし、動いているし、年齢とともに身体は変わっていくので一生ピラティスを続けます。
まとめ
ピラティスの効果は色々とありますが、私自身がピラティスを10年以上やって実感しているのは、姿勢の変化、運動が好きになった、前向きになった事です。
お客様からも腰痛や首の痛みが改善した、肌艶が良くなった、お尻がプリッとしてきた、尿漏れが治った。など嬉しい変化の感想をいただいています。
そして、ピラティスの効果を感じるためには、まずは10回継続してみることをお勧めします。
あくまで私の経験とお客様の感想なので、ピラティスをすればこの効果が絶対にあるよというものではありませんが、実際にピラティスをしてみてご自身で効果を実感してみてください。