2025.07.01
ピラティスの効果
ピラティスで体が変わるって本当?効果や頻度、継続期間について
こんにちは。今日は、体験レッスンや初回カウンセリングの際によくいただく質問
「ピラティスって、どれくらいで効果が出るんですか?」
「どのくらいの頻度で通うといいですか?」
「どんな変化が期待できますか?」
という内容について、実際のお客様の様子を交えて、私自身の思いとともにお話ししたいと思います。

どれくらいで効果が出るのか?〜「10回」で変化を感じ始める方が多数〜
よく、ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティスが残したとされる言葉があります。
「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で完全に新しい体を手に入れる」
これは多くの方にとって、まさにその通りだと感じています。
当スタジオでも、「10回目くらいで、なんとなく姿勢が変わってきた気がします」「お腹や背中が使えてる感じがわかってきました」とおっしゃる方が多いです。最初は分からなかった「正しい姿勢」や「体の使い方」が、少しずつ実感として持てるようになってくる時期がこの頃です。
「最近ピラティスが楽しくなってきました!」とお客様がおっしゃるときは大体10回くらいレッスンをした時です。
最初は何にきいているのかよく分からなかったし、筋トレほど激しいわけでもないので、効果があるのか疑っていた。というお客様も、12回目のレッスンで、「今日はすごく楽しかった!ピラティスの面白さがわかってきた!」と笑顔でおっしゃっていました。
もちろん、変化のスピードには個人差がありますが、大切なのは“続けること”。10回という数字は、続けていく中で最初の大きな節目のように感じています。

姿勢が整い、日常が変わるのは「20回以上」から
「肩こりが減ってきた」
「腰が痛くなりにくくなった」
「立っている姿勢が前より楽になった」
そんな声を多くいただくのは、20回を超えてからです。
この頃になると、筋肉の使い方が習慣に近づいてくるため、ピラティスの時間だけでなく、日常生活の中でも自然と体の使い方が変わってきます。例えば、デスクに向かう姿勢、歩き方、立ち姿勢などが整ってきたり、無意識にインナーマッスルを使えるようになってくるのです。
ピラティスは「その場限りの運動」ではなく、「日常に活かす体の使い方」を身につけることを目的としています。だからこそ、20回以上の継続で大きな変化を感じる方が多いのだと思います。
20回以上ピラティスに通うなんて長い!手っ取り早く体を変えたいんだけどな。というお客様にはピラティスは向いていないかもしれません。しかし、今まで何十年も使ってきた体が、たった数回のトレーニングや整体で本当に変わることができるのでしょうか。やってもらった後は効果があっても、また元に戻ってしまうのでは本当に体が変わったとは言えないのではと思います。
通う頻度によって、効果の実感には差が出る?
「毎週通えないと意味がないですか?」
そんなご質問もよくありますが、答えは「いいえ」です。
当スタジオでは、週1回通われる方もいれば、2週間に1回の方もいらっしゃいます。それぞれの生活スタイルやご都合に合わせて、無理のないペースで続けていただいています。
ただ、正直にお伝えすると、週1回通われている方のほうが、筋肉の感覚や動き方を忘れにくく、変化を感じやすいです。レッスンで得た感覚が体に残っているうちに次のレッスンを受けられるので、ステップアップもスムーズになります。
2週間に1回でも、丁寧に積み重ねていけば、確実に変化は現れます。大切なのは「頻度」よりも「継続」です。
毎日お仕事や、育児に家事など忙しい方も多いと思います。芯BODYでは、できるだけ長く継続していただきたいので、お客様のご都合に合わせて無理なく通えるように、ご自身の都合の良い時をネットでご予約いただいています。
必ず毎週決まった曜日と時間にいかなければいけないということはありませんので、週に1回来れる時や、2週に1回の時があっても、長く継続することを優先していただきたいと思っています。

ピラティスの効果は「自分の体に気づけるようになること」
私がピラティスを通して最も大切だと感じているのは、「自分の体に意識を向けられるようになること」です。
現代人の多くは、デスクワークやスマホ操作などで長時間同じ姿勢をとりがちです。加えて、運動不足の方も多く、自分の体がどんな姿勢をしているのか、どこが動いていないのか、どこに力が入ってしまっているのか……そういったことに“鈍感”になっている方が少なくありません。
ピラティスでは、まず「今の自分の状態に気づくこと」から始めます。
そして、呼吸や小さな動きの中で、自分の体をコントロールしていく力を養っていきます。
「肩に力が入っていることにも気づけなかった」
「私の姿勢って、体を反りすぎなんだ!」
「お腹に力を入れるってこうすることか」
ピラティスを通して、そんな“無意識のクセ”に気づいた時、多くの方が驚かれます。
でも、ここからが始まり。
“気づける”ようになることこそが、本当の変化の一歩なのです。
筋肉の強さや柔軟性を高めることも大切ですが、それ以上に「自分の体に目を向けられるようになる」ことこそが、ピラティスの大きな効果のひとつだと感じています。

いつまで続ければいい?
「いつまで通う必要がありますか?」
これは多くのお客様からいただく質問ですが、目標によって答えが変わります。
肩こりや腰痛の軽減を目指すのか、老後も元気に動ける体を作るためなのか。
目指すゴールによって、必要な期間や頻度は変わってきます。
私自身、以前は筋トレをしていた時期もありますが、今はピラティスのエクササイズを毎日続けています。筋肉を使うことをやめてしまうと、筋力はまた衰えてしまうからです。
理想は、ずっと定期的にピラティスを続けること、もしくは日常生活で動く習慣をつけながら、月1回程度メンテナンスとしてピラティスを取り入れることだと考えています。
何もしなくなってしまうと、体は衰え、せっかく使えるようになった筋肉もまた弱ってしまいます。ウォーキングやストレッチなど、何かしらの運動を続けることが大切です。
ピラティスで体の土台を作り、そこからウォーキングや趣味のスポーツなど、さまざまなことにチャレンジできる体になっていけるといいなと思っています。
もし「いつまで通えばいいのかわからない」と感じている方がいましたら、今のあなたの体の状態や目標に合わせて一緒に考えていきますので、お気軽にご相談ください。
効果を実感しているお客様の共通点とは?
私がたくさんのお客様と関わってきた中で、「ピラティスで体が変わってきた」と感じている方々に共通するのは、次のような点です。
・自分の体に興味を持っている
・小さな変化を前向きに受け止めている
・焦らず、コツコツ続けている
ピラティスは、激しい運動ではありません。派手なエクササイズや、すぐに見た目が劇的に変わるトレーニングでもありません。
だけど、コツコツと続けることで、確実に「中から変わっていく体」を作っていけるのが魅力です。焦らず、自分の体と向き合う姿勢が何よりも大切です。
そして、10回、20回、30回と回数をかさねるごとに、体への関心が高まり、日常でも「この前のピラティスでやった動きの時に使った筋肉ってこんな感じ?」と日常生活の中でも筋肉の使い方を意識できるようになってきたら、どんどん体は変わり始め、体が変わっていくことが楽しくなってきます。
「運動不足なんです!」とピラティスを始めたお客様が、「この前にレッスンでやった動きをもっとスムーズにできるようにはどうすれば良いのか、自分で考えたんですけど。」とおっしゃられた時にはとても驚きました。
どこの動きが足りなかったのか、ご自身で考えたそうです。ここまで体の意識を変えられるなんてすごい!と思います。この方、最初は「言われたままに動いているだけで、自分では何をやっているのかよく分からない」という状態でした。
ここまで体を意識することができれば、自分の体をコントロールすることができるようになってきます。
筋力がつくには時間が必要ですが、意識が変われば動き方が変わり、日常生活にピラティスを落とし込むことができるようになります。

まずは小さな一歩から、始めてみませんか?
「なんとなく不調が続いている」
「運動が苦手だけど、自分の体を変えていきたい」
「自分の体のこと、ちゃんと知りたい」
「そろそろ動き出さないとまずいと思う。」
芯BODYには色々なお悩みを抱えたお客様がいらっしゃいます。少しでもお力になれたら嬉しいです。
理学療法士として、そして誠実にお客様と向き合うインストラクターとして、全力でサポートします。